Q&A
リボ払いに対しても過払い金は発生しますか?
1 キャッシングのリボ払い返済であれば過払い金が発生している可能性があります
消費者金融からの借入れや、クレジットカードのキャッシングをし、リボ払いの方式で返済をしていた場合、過払い金が発生することがあります。
リボ払いによる返済であっても、借入金の返済であることに変わりはないので、一定の要件を満たす場合には過払い金が発生します。
そのため、2010年6月17日以前にキャッシングをリボ払いで返済していた場合には、取引履歴を取得して引き直し計算をし、過払い金の有無を調査する価値はあります。
なお、ショッピングのリボ払いについては、過払い金は発生しません。
2 キャッシングリボ払いで過払い金が発生するケース
過払い金は、利息制限法で定められた上限金利を超える利率で計算された利息を支払っていた場合に発生することがあります。
具体的には、2010年6月17日以前の借入に対して発生する可能性があります。
もっとも、実務上は、大手消費者金融やクレジットカード会社は、2006年に利息制限法で定められた上限金利以下の金利に下げていることが多いので、2006年以前にキャッシングをリボ払いで返済していた場合には過払い金が発生する可能性が高くなります。
クレジットカード会社によっては、キャッシング一括払いとキャッシングリボ払いの2つの方式を併用していることがあり、リボ払いについては2006年以前であっても利息制限法の上限金利以下の金利を定めていることもあります。
いずれの場合においても、過払い金が発生する可能性があるのであれば、正確な状況を把握するため、取引履歴を取り寄せてみます。
取引履歴を見て、返済の際に、利息制限法の上限金利以上の利率で計算された利息を支払っていたことが判明した場合には、引き直し計算を行い、具体的な過払い金の金額の計算をします。
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